リトルポート甲子園口の学習支援のご案内
リトルポート甲子園口では、学校の授業を十分に消化できない小学生・中学生に通常の教え方とは異なる臨床教育学的アプローチで学習の支援を行っています。
利用対象児
WISKにおいて全検査値(FSIQ)の合成得点に関わらず、ワーキングメモリ(WMI)・言語理解(VCI)・視空間(VSI)のうち2項目以上が概ね80〜90前後の幼児・児童
※ 検査機関により視空間(VSI)の検査結果がない場合があります。
6と9をよく間違える幼児・児童
1〜10までは言えるが、10の次がスムーズに言えない幼児・児童
真上に飛ぶ(ジャンプ)ことができず前へ前へと進んでしまう幼児・児童
ロッカー等にまっすぐ荷物を置くことができない幼児・児童
10のまとまりに気持ちよさを感じなかったり、6と9を読み違える・数字と目の前に置かれた消しゴムの数が一致しないなど、小学生になって算数を苦手とする児童には、幼稚園・保育園時代に概ねこのような特徴が見られます。
ワーキングメモリ(WMI)・言語理解(VCI)の合成得点が低い
言語理解は国語のイメージが強いと思いますが、WISKにおける言語理解(VCI)は算数の概念そのものを形成するため、言語理解(VCI)の低さは、多い・少ない、増えた・減ったといった対比関係の把握を難しくし、暗算や文章題で大きな困難が現れてきます。ゆび計算がやめられない傾向が強く、頭の中だけで抽象的な数字の概念を思い描いたり、増やしたり減らしたりと言った想像上の操作が極めて苦手という特徴があります。
具体的な手立て
抽象概念の想起が困難なため、具体的な有体物を目の前に置き、本人が実際に操作することにより、これらの能力の補強を試みます。また、一つ一つの動作を声に出しながら行うことで、対比関係の把握や抽象的な数字の操作を習得していきます。何度も繰り返し紙の上での計算練習を繰り返すようなアプローチは、かえって事態を悪化させるおそれがあります。
小学生になって漢字の書き取りに苦手が出る児童には、幼稚園・保育園時代から真上に飛ぶ(ジャンプする)ことができず前へ前へと進んでしまったり、お行儀の問題とは別にロッカー等にまっすぐ荷物を置いたり並べたりすることが苦手だったという特徴が見られます。
ワーキングメモリ(WMI)・視空間(VSI)の合成得点が低い
ジャンプと漢字の書き取りに何の関係があるのか疑問に思われたかもしれませんが、WISKにおける視空間(VSI)は、空間における相対的な位置・大きさ・範囲といった空間関係の把握力を表した数字です。視空間(VSI)の低さは、体の動きや物の操作・配置の正確さに現れ、これらは次第に黒板の文字を書き写す力や、漢字の書き取りといった複雑な図形の描写への困難として見られるようになってきます。
具体的な手立て
漢字の書き写しに必要な難易度を下げていく工夫から始めます。視空間(VSI)が低い場合、頭の中で図形を覚えてそれを記憶から紙に書き出すという作業が非常に困難で、これが黒板の文字を書き写す困難や、プリントの裏に印刷された漢字のお手本の書き写しを困難にしています。お手本を右に置くのか、左に置くのか、上に置くのか、下に置くのか、あらゆるパターンを試し、本人にとって最も負荷のない空間把握と短期記憶のコンビネーションがどこにあるのかを探っていきます。
小学校では、ワーキングメモリ(WMI)・言語理解(VCI)・視空間(VSI)といった要素から逆算して、このような学習のサポートが行われるといったことは、ほぼほぼありません。そのため、本人にとっても日々の授業が面白いものではなくなり、次第に興味そのものが薄れていきます。
また、多くの子が言う「勉強がわからない」という理由以外のところで困難を抱えているため、授業が難しいと言う感覚も厳密な意味で他の児童と共有することができなくなっていき、これらが学校への行き渋りとして現れてくることもあります。
これらは自然と時が解決するのを待つよりも、具体的な手立てを用いて早いうちから通常の発達速度と大きく遅れを取らないように対策を施しておくことが重要です。特に、児童本人もなぜ自分がここまで苦労しているのかを理解することができず、それがまたストレスとなってフラストレーションを蓄積する要因にもなります。この問題が最も大きく現れるのは、小学校3年生の後半から小学校4年生にかけてです。遅くともそれまでに、早ければ幼児期から適切な対応を取れるように、少しでも気になる点がある保護者の方はリトルポート甲子園口までご相談ください。
利用料金はいくらですか?
学習支援は個別支援計画に組み込まれるため、通常の児童発達支援・放課後等デイサービスの利用者負担額と同額です。学習支援により、特別に費用が生じることはありません。
全検査(FSIQ)の合成得点が高くても安心できないのでしょうか?
WISKは学校教育における習得具合を測る目的のものではないため、学習に困難が出ていても総合的に見れば医学的に問題はないと言う結論になることもあります。そのため、全検査(FSIQ)の合成得点が高くても、ワーキングメモリ(WMI)・言語理解(VCI)・視空間(VSI)の2項目以上で合成得点が80〜90近傍に入っている場合には、将来的に学習困難をきたす可能性が高くなります。
ワーキングメモリ(WMI)・言語理解(VCI)・視空間(VSI)いずれも問題がないのに学習の効果が上がりません。なぜでしょうか?
中央実行系(Central Executive)の課題である可能性があります。一つ一つの能力は高くても、それらを采配し統括する能力に何らかの邪魔が入っており、目の前の課題を適切に解決できなくなっている場合があります。例えば、注意力の問題などがあります。
私の住む市ではK式を勧められましたがWISKの方がよいのでしょうか?
WISKをお勧めします。検査施設についてご不明点があるときは、リトルポート甲子園口までお問い合わせください。