漢字の苦手はワーキングメモリと視空間に現れる

漢字の苦手はワーキングメモリと視空間に現れる

真上にジャンプすることができず前へ前へと進んでしまう
ロッカー等にまっすぐ荷物を置くことができない

小学生になって漢字の書き取りが苦手になる児童には、幼稚園・保育園時代に概ねこのような特徴が見られます。そしてWISK-Vのワーキングメモリ(WMI)、視空間(VSI)の合成得点が低いと言う特徴があります。そもそも、漢字とジャンプと何の関係があるのでしょうか。

言語理解(VCI)は算数の概念そのものを形成する

WISKにおける視空間(VSI)は、空間における相対的な位置・大きさ・範囲といった空間関係の把握力を表した数字です。視空間(VSI)の低さは、体の動きや物の操作・配置の正確さに現れ、これらは次第に黒板の文字を書き写す力や、漢字の書き取りといった複雑な図形の描写への困難として見られるようになってきます。

お行儀の問題とは関係なく、まっすぐな線を引けなかったり、等間隔に物を並べることなどが全般的に苦手です。

具体的手立て

視空間(VSI)が低い場合、頭の中で図形を覚えてそれを記憶から紙に書き出すという作業が非常に困難で、そのために黒板の文字を書き写すことや、プリントの裏に書かれた答えを表に書き写すという動作が大きな負荷となります。

まずはこれらの負荷を下げるために、大きなマスに、本人にとって見やすい・把握のしやすいお手本とノートの位置関係を探っていきます。場合によって、色による区別や補助線も活用します。